2011年01月23日

奇跡の血量 その24

セピアです


セピア


うちのお父ちゃんは、みなさんもご存知のとおり血統オタク‥‥‥

昨年、あたしの実家の Le Caniche のじゃすみんママから血統証明書が送られてきてから、ことあるごとに血統証明書を見て、ニヤニヤしています。


セピア血統証明書左クリックすると大きくなります!



そこには CappuccinoNew Spring DayFairviaw、そしてRiderなどのレッド・アプリコットのプードルに大きな功績を残した犬舎の名前が載っています。

もちろん、血統証明書を見る前から血統はすべてわかっていたのですが、改めて手に取ってみると格別のものがあるようです。

ちなみに、AMCH New Spring Day Chili Pepper FCIJKC/AMCH New Spring Day Sudden Impact FCI の後に (R) とありますが、これは ReturnR になります。意味はチョッパーくんとダーリンくんは日本で生まれ、JKCで登録され、ショーイングするためアメリカに渡り、AKC(アメリカケネルクラブ)に登録され、再度、日本に戻ったということです。



しつこいですが‥‥‥改めて


あたしのお父さん‥‥‥

リッチキャラメルくん
       JKCCH Cappuccino JP's Rich Caramel (リッチ)


おじいさん‥‥‥

シャインくん
        Cappuccino JP's Grand Shine (シャイン)



お母さん‥‥‥

サンバルちゃん
       Cappuccino JP's Pepper Sambal (サンバル)


そして、最後にあたしの父系の4代祖で母系の曽祖父にあたる New Spring Dayの偉大なチャンピオン‥‥‥

ダーリンくん
JKC/AMCH New Spring Day Sudden Impact FCI (ダーリンまたはミノ)

ダーリンくんは、ショーでのアクションが素晴らしかったそうです。
ご承知のとおり、直子には、AMチャンピオンのチョッパーくん、JKCチャンピオンのマーロンくん、孫にJKC/AMチャンピオンのガイくん、曾孫にJKCチャンピオンのリッチくん、同じくJKCチャンピオンのアビィちゃんと、彼の血は今も大変繁栄しています。
(この画像は、お友だちの花音さんのご尽力により手にすることができました。感謝します。)


ここからは、あたしたちの思いを生意気ですが、少しだけお伝えしたいと思います。
New Spring Day のメールライン(父系)はダーリンくん(直子チョッパーくん・ピーナツバターくん・マーロンくん)、ジョージくん(直子キムくん・ブルックリンくん)などから、決して途絶えることはないと思います。

しかし、New Spring Day のフィメールライン(母系)は特にボトムライン(血統証明書の一番下のライン)を持つ女の子は大変貴重になっています。


以前にもお伝えしましたが、New Spring Day の基礎繁殖犬は‥‥‥

AMCH Fairview's Mischief Maker (スティンキー)
Nanjac La Rouge Honey Rose
Pamper's Ember Rose
Beaus N'Belles Ginger Spice (ジンジャー)

以上の女の子たちになります。

スティンキーちゃんのボトムラインを持つ女の子は、あたしを含めて、知っている限りでは5頭程度です。
Nanjac La Rouge Honey Roseのラインの女の子は10頭もいないように思います。
Pamper's Ember Roseのラインは、おそらく残すのは無理かもしれません。
ジンジャーちゃんのラインの女の子は1頭だけと思います。


原因は
□あたり前のことですが女の子の場合、出産回数が限られてること
New Spring Day の場合、男の子が大きく、女の子小さくなる傾向があったこと。これには、春日さんもご苦労されていたと聞いています。
□春日さんが急逝されたため、ちゃんとした跡継ぎがいなかったこと
などが挙げられると思います。

Cappuccino さんが New Spring Day を守り、その母系を何とか残そうと大変な努力をされ、今あたしたちがいます。

インタネットでトイプードルと検索すると New Spring Day 系とよく目にするかと思いますが、これが現状です。

このように優秀な母系を残すことは大変難しいことのように思います。
ブリーダーがその血統を愛し、しっかりとした意志を持って、もちろん健全性にも配慮しながら努力していくことが必要不可欠のように感じます。


もし、このブログをご覧いただいて New Spring Day の女の子をお持ちの方がいたら、「血を残して」なとど無責任なことは決して言えることではありませんが、現状を知っていただければと思います。

また、何がてきるわけではありませんが、何か女の子の情報がありましたらお知らせいただければ幸いです。

春日さんが作り、Cappuccino のきぃさんが守り、Le Caniche のじゃすみんさんから託されたあたし‥‥

New Spring Day の春日さんの夢、Cappuccino のきぃさんの夢、、Le Caniche のじゃすみんさんの夢が途絶えることのないよう、しっかりと受継ぎ、そしてその夢を次の世代へ繋いでいきたいと思います。


お父ちゃんは、思い込みが激しいようで、あたしを何か「預かり物」のように大切にしています顔(汗)




最近のあたしです。




おもちゃを持っているあきママを追っかける、あたしといーちゃんです犬(足)



セピア

散歩中の一コマるんるん



セピア

見合い写真ではありませんあせあせ(飛び散る汗)



セピア

2s超えましたグッド(上向き矢印)


セピア

またまた、親バカ炸裂失礼しました顔(イヒヒ)



最後に、あたしの実家のLe Caniche のじゃすみんママが、ホームページをリニューアルしました。

素晴らしいレッドアプリのプードルをご覧いただけます。
大変、勉強にもなりますので、ぜひご訪問くださいね犬(笑)



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ニックネーム オータム at 20:37| Comment(12) | TrackBack(0) | 奇跡の血量 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月10日

PRA検査 その3

あきでちゅ


あき



あきましておめでとうございまちゅ。

昨年は、娘のセピアを迎えましたが、本年もいー、セピア共々、ノロノロ更新ですが、よろちくお願いいたちまちゅ。


新年早々、タイトルにもあるとおりヘヴィーな内容ですが、お許しいただきたいと思いまちゅ。


実は、セピアですが、前回記事にしました「コートカラー検査」のついでにPRA検査をGTG(Genetic Technologies)で行いまちた。

※PRAという疾患を知らない人は「PRA検査」「PRA検査 その2」「検査の勧め」を見てね!


セピアの父のリッチ君、母のサンバルちゃんともにPRAはクリア(ノーマルともいう。)なので、100%クリアとわかっていましたが、お父ちゃんは検査好きで、将来、セピアが出産し、子どもを里親に出す時、祖父母のPRA検査の証明書をお渡しするのもアレなので、行いまちた。


PRA検査結果左クリックすると大きくなりまちゅ!

もちろん、結果クリアでちた。
証明書は血統書の登録番号、マイクロチップ番号、検査日時などなど、記載されていて、しっかりしたものと感じまちた。
O.F.A(Orthopedic Foundation for Animals) のデータベースに検査結果を載せることもできまちゅ。
また、GTGの場合は、検体(DNA)が保存されるので、後で追加の検査をしたい時は申込みだけで、費用も安くできるようでちゅ。


本題に入りますが、PRAについて記事にするのは3回目になりまちゅ。
実は、今回検査をするにあたり、GTGに問い合わせをしたり、また独自に調べて新たにわかったことがあるので改めてお伝えすることにしまちた。


はじめに、PRA検査の今昔ではありませんが、その経過を知っていただこうと思いまちゅ。


以前は、PRAという犬を失明させる遺伝的疾患があることは認知されていましたが、診断方法は定期的に眼検診を行い、異常がないかを診るしかありませんでした。
ただ、PRAの発症年齢はプードルの場合は5〜6歳くらい(個体差あり)なので、PRAが発症しているとわかった時には既に繁殖は行われており、遅きに失すの感は否めませんでした。
アメリカなどの、意識の高いブリーダーたちは、それでも眼検診を行っていたようです。

1999年9月、アメリカのオプティゲン(Optigen)社が数犬種のPRAのDNAテスト(遺伝子診断)を開始しました。これはPRAを早期に診断するための画期的な技術的進歩であり、真摯なブリーダーにとっては待ちに待った技術だったようです。

ただ、この診断も100%の確定診断とは言えなかったようです。

遺伝子診断とは、病気を起こす突然変異遺伝子を持っているかどうかを遺伝子の本体(DNA)を検出して調べる方法です。例えば他の犬種のアイリッシュセッターのPRAに関与するrcd1遺伝子の場合では、その遺伝子自体が発見され、どんな変異が起こっているかが判明している場合は、rcd1遺伝子を直接ターゲットとして検出でき、結果は100%信頼できます。しかし、犬には推定上20万個を超える遺伝子があり、多数の遺伝病(全犬種で350以上)の中で、原因となる遺伝子が発見されているのは数えるほどしかありません。プードルのprcd遺伝子もその本体はまだつかまえられておらず、どんな構造(DNA配列)をしているのかは明らかにされていませんでした。ではどのようにして診断をしていたのか。オプティゲン社で実施していた方法はマーカーテスト(リンケージテスト DNA marker based test)と呼ばれるもので、prcd遺伝子のすぐ近くに存在しているDNAマーカーを検出する方法でした。遺伝子の研究では、遺伝子自体を発見するよりもマーカーを見つけることがはるかに容易なためにこれはよく利用される方法です。このDNAマーカーはprcd遺伝子と常に連鎖して(一緒に)遺伝するため、prcd遺伝子を持っている個体には必ずそのマーカーも存在しますが、prcd遺伝子を持たない正常(健全)な個体からは通常検出されません。

オプティゲン社の遺伝子診断(prcd-PRA test)を受けると、その結果は次の3つのパターンのどれかに判定されました。


パターンA¨正常(prcd遺伝子を持っていない)。決して発病しない。判定結果は100%信頼できる。

パターンB¨おそらくキャリアーである。発病は決してしない。

パターンC¨おそらく発病する。


先に述べたように、当時はプードルのprcd遺伝子の本体はまだ発見されていませんでした。マーカーテストは次善の策というわけですが、これにはやや不確実性が存在しました。パターンAの判定は100%信頼できます。これに対し、パターンBとCの判定には、「おそらく(probably)」という表現がつき、例えばB判定では、キャリアーの可能性が高いが、実際には健全であることもあり得ます。同様にCの判定では、発病する可能性が非常に高いが、キャリアーあるいは極端な場合は健全である可能性も含まれます。BとCに関して100%の信頼度が得られない原因は、prcd遺伝子と連鎖しているDNAマーカーと同じ構造のマーカーが正常な遺伝子にも付随している場合(false prcd allele、偽対立遺伝子の存在)があるためです。遺伝子診断は、いつ検査を受けてもよく、例えば、生まれたばかりの子犬の時でも成犬になってからでもその判定結果は同じで、年齢によって結果が変わることはありません。検査を何度繰り返して受けても結果は同じです。

まとめると、パターンAの判定がでればprcd遺伝子を持たないことが証明されます。繁殖においては、少なくとも親のどちらかがA判定であれば、BあるいはC判定の犬と交配しても、その子犬は決して発病しません。繁殖に使う前にprcd遺伝子の有無を知ることができるので、犬種全体からPRAの発症を徐々に減らしていくことも可能になります。
また、当時も日本からの診断依頼も受け付けていたそうですが、診断に用いる試料は血液で、凝固しない状態で送る必要があり、海外に送るということでほとんど検査するブリーダーはいなかったようです。


そして、ついにオプティゲン社によりprcdの遺伝子自体が発見され、2005年6月からprcdPRAの100%の確定診断(Direct gene mutation test)が可能となりました。

今では、日本のGTGを通して簡単に検体を送ることができ、検体の採取方法も口内粘膜を綿棒で採取するだけと本当に簡単に検査が可能となりました。

それから、ひとつ参考に付け加えれると、こういう検査を行うにもライセンスが必要と聞いております。
GTGについてはオプティゲン社とライセンス契約を結んでおり、100%の確定診断が可能です。
ほかの国内の検査機関が現在どのような方法で検査を行っているかは不明なので、確認したほうが良いかもしれません。
以前、国内の検査機関でダックスのcord1PRA検査をしたところ、キャリアという結果だったものが、GTGで検査したところクリアだったということがあったように聞いております。
クリアなら、どこの検査機関で検査しても結果はクリアと思いますが、キャリア、アフェクテッドについては検査方法によっては注意が必要かもしれません。


以下は、GTGの国内のPRA検査の結果の統計でちゅ。

PRA検査統計左クリックすると大きくなりまちゅ!


トイプードル prcdPRA

クリア      54%
キャリア     39%
アフェクテッド   7%


ミニチュア・ダックスフンド cordPRA

クリア      39%
キャリア     44%
アフェクテッド  17%

トイプードルでは46%キャリア以上、ミニチュア・ダックスフンドにいたっては、61%以上でアフェクテッドが17%、約5頭に1頭は失明することになりまちゅ。コッカーなどはもっと多いと聞きまちゅ。
検査しているのは、疾患への意識の高い人と考えると、この統計以上にPRAの遺伝子を持っている犬は多いと容易に想像できまちゅ。


このような状況になっている原因について考えてみると、
@多くの愛犬家は、犬は健康だと思っていること。
 一般の愛犬家でPRAを知っている人はほとんどいません。
AJKCも含めて啓発がまだまだ不十分であること。
B本来、病気の専門家である獣医の遺伝的疾患への意識が低いこと。
etc

Bについては、お父ちゃんは、いろいろな病院に行った経験があり、その都度、獣医にPRAなど遺伝的疾患について聞くのですが、PRAを知らない獣医も多く、もちろん検査機関も知らず、NPO法人 日本動物遺伝病ネットワーク(JAHD)を知っている獣医はほとんどいません。
PRAを発症して失明することがあっても、その原因がわからないままになっている犬も多いかと思いまちゅ。
もちろん、意識の高い獣医や専門医はいますが、これが国内の現状と思いまちゅ。

知らないことは、悪と言っても良いと思いまちゅ。
この「知らない」ということが、よく言われている「素人繁殖」ということだと思いまちゅ。
飼主やブリーダーが正しい知識を持ち、繁殖する場合には必ずPRAなどの検査を行わなければなりません。
犬は人間が作り出したもの、人間が守っていかなければなりません。

今の国内の現状では、良い病院、良質なブリーダーに巡り会えればベストですが、獣医やブリーダーに頼ることなく、飼主自身が情報収集して、知識を身に付けて自らの愛犬を守っていかなければならないかもしれません。

繰り返しになりますが、犬たちのために繁殖をする場合には、PRAを含めて可能な検査は必ず行っていただくようお願いいたちまちゅ。

新年早々、偉そうな記事、お許しいただきたいと思いまちゅ。



最後に、セピアの近況をお伝えしまちゅ。



セピア

散歩中、はっぱをくわえてご満悦でちゅ犬(笑)


セピア

逆光でのシルエットが良いかと‥‥‥



セピア

今、1.9s、あと500g欲しいでちゅグッド(上向き矢印)


セピア

トリミングテーブルの上で、ステイとダウンの練習をしていまちゅ。
テールが立たなくて顔(汗)


あき、いー、セピア

本年も、よろちくお願いいたちまちゅ犬(笑)犬(笑)犬(笑)


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ニックネーム オータム at 12:08| Comment(6) | TrackBack(0) | PRA検査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする