2010年04月29日

奇跡の血量 その18

あきでちゅ



あき



1ヵ月以上、ブログを放置してしまいまちた。すみまちぇん。




今回は、ご承知の方も多かろうと思いまちゅが、スタンダード(犬種標準)について、またまた勝手に意見を述べたいと思いまちゅ。



スタンダード(犬種標準)について、ある記事では‥‥‥

「個々の犬の比較の基準となる犬種ごとの典型的な形態を規定したもの。
原産国に於いて特定犬種のサイズや特徴を数値化、明文化してその犬種の「規準」とすべく制定されたもの。
犬種標準の制定は純粋犬種の後世への保存継承に欠く事は出来ないものである。」

と書いてありまちゅ。

言い換えると、その犬種の理想像、大きさ・体型・性格などを規定したものと言えまちゅ。

もともと犬は人間によって狩猟や牧羊などそれぞれの役割に適した姿形に改良されてきまちた。その後、19世紀の半ばからは改良や繁殖を楽しむ人々が登場し、ドッグショーが行われるようになり、各国でケネルクラブが作られ、スタンダードが規定されるようになりまちた。


JKC(ジャパンケネルクラブ)は、FCI(世界畜犬連盟)に加盟していまちゅ。
FCIは、その犬種の原産国を尊重していまちゅので、その原産国のスタンダードを基本的にスタンダードとしておりまちゅ。
ただし、JKCのスタンダードが作られた後、FCIに加盟したことから、JKCとFCIのスタンダードが異なる部分があり、全く同じというわけではありまちぇん。

各国、基本的なことは同じと思いまちゅが、それぞれの国のケネルクラブでスタンダードが規定されていまちゅ。

例えば、トイプードルでは、AKC(アメリカケネルクラブ)はFCIに加盟していませんが、体高の規定を10インチ(25.4cm)以下、JKCでは28cm以下と異なる規定をしていまちゅ。

現在のスタンダード(犬種標準)には、このような背景、現状がありまちゅ。




犬は、良し悪しは別として人間が人為的に改良を加え、その理想に沿うように造られてきまちた。

各国のケネルクラブが決めているスタンダードにしても、人間の考える理想の犬の形を決めたもので、犬本位(健全性)とは相反するスタンダードが存在していることも確かなことと思いまちゅ。

実際、昔と現代の犬たちを比べるとその姿はかなり異なっていまちゅ。犬たちの特徴は時代とともに誇張され、より極端になったあげく、犬の健康そのものに影響を及ぼすようになってしまっていると獣医師たちは指摘していまちゅ。

本来、スタンダードとは、健全性を基本に決められるべきものと思いまちゅ。
しかし、その時代の流行や目に見えない力によって、それが歪められてきたのかもしれまちぇん。

例えば、スタンダードに規定されている歩様が健全な骨格構成とは反するものであったり、疾患が発生する可能性の高い毛色が認められていたり、健全性と相反するタイプがスタンダードとして認められていることも事実と思いまちゅ。


偉そうなことを言うようでちゅが、スタンダードとはある意味人間の都合で決められたもの、健全性とは対極にあるものも存在することを前提として知っていておいて欲しいと思いまちゅ。


そして、スタンダードを目指し、守っていくために、イン・ラインブリードなどの近親交配を行っていまちゅ。

スタンダードの歴史は近親交配の歴史と言っても良いと思いまちゅ。

しかし、その弊害として、疾患を持ったかわいそうな子が多く生まれていまちゅ。

あたちの知っているお友だちにも、疾患を抱えている子がいまちゅ。
目の疾患、関節の疾患、内臓疾患、その多くが遺伝的疾患であり、中には若年性糖尿病を発症して、朝晩インシュリンを注射している子もいまちゅ。

昨年9月、BS1で、「イギリス 犬たちの悲鳴 〜ブリーディングが引き起こす遺伝病」という番組が放送されました。

番組の中で、イギリスで人気の高い犬種キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの多くが発症しているのが、脊髄空洞症。わかりやすく表現すると、「23cmの足に20cmの靴を履かせているようなもの」、七転八倒するほどの頭痛が絶え間なく続き、痛みから解放するために安楽死させるか、頭蓋骨の一部を切りひらく手術をするしかないそうでちゅ。この犬種は心臓の疾患にも悩まされており、1950年代か60年代に発生し、その後、繁殖の過程で多くの犬たちに遺伝してしまったと考えられていまちゅ。こうした遺伝性疾患はあらゆる犬種で急激に増えているそうでちゅ。

そして、その原因はスタンダード(犬種標準)にあると言われていまちゅ。これは各犬種の大きさや体型、毛の色など、満たさなければならない基準を事細かに規定しており、犬種標準に合わない子犬を安楽死させたり、特徴を「定着」させるために近親交配を行い、その結果、多様性が失われてしまうだけでなく、近親交配が免疫システムに影響を及ぼし、多くの病気を引き起こしていると言われていまちゅ。

KC(イギリスケンネルクラブ)も対策を講じ始めてはいるようで、ブリーダーたちに犬の健康に配慮した交配を行うよう通達し、遺伝性疾患を調べるDNA検査の開発資金の提供もしているようでちゅが、抜本的な解決まではまだ時間がかかるようでちゅ。


イギリスだけの話でなく、日本でも見えないところで、このような現状があるだろうことを知っておくべきと思いまちゅ。



ここまで、スタンダードについて書いてきまちたが、決してスタンダードや近親交配を否定しているわけではありまちぇん。

もし、スタンダードがなかったら、それぞれの主張や好みによって、いろいろなタイプのトイプードルが存在することになりまちゅ。
「え、これがトイプードル?」
それはそれで良いという意見もあるかと思いまちゅが、人間の身勝手な考えと承知していながら、やはり、あたちたちは、スタンダードは必要と思いまちゅ。

今あるプードルの姿を美しく思い、それを求めてしまいまちゅ。



ブリーディングは、人間の考えで行うものでちゅ。
その判断でかわいそうな子が生まれることを減らすことができるものでちゅ。

お金と労力のかかることでちゅが、可能な限りの遺伝的な検査、血統面での近親の疾患の有無の情報収集などを行い、無理な交配はせず、細心の注意を払ってブリードを行い、最善を尽くすことがあたちたちの努めと思いまちゅ。



実際にお金と労力と時間を惜しまず、ラインブリードを取り入れ、健全性を第一に考えているブリーダーもいまちゅ。


スタンダードと健全性の両立、難しい問題でちゅが、やはり健全であってのスタンダードと思いまちゅ。

そして、ラインブリード、アウトブリードにかかわらず、100%安全なブリードはありえまちぇん。万一の場合は、責任を持つ覚悟が必要でちゅ。



人間が作り出した犬、人間次第で確実にかわいそうな犬を減らすことができまちゅ。

だからこそ、ブリーディングするものの責任は非常に重いことを自覚しなければならないと思いまちゅ。


歴史の中、先陣たちの努力で今の美しく、愛らしい素晴らしい犬たちが生まれまちた。

ただ、今、その犬たちを守るため、その美しさの追求するだけでなく、命の価値について第一に考える必要があるように思いまちゅ。





またまた、偉そうに勝手な能書きを書いてしまいまちた。

ラインブリーディングは必要不可欠と思いながら、健全性を第一に考えなければならない。
書いていても、いろいろ矛盾感じていまちゅ。

ただ、「そんなことは、知っているよ」という方も多いと思いまちゅが、こういう現状があることを書いておこうと思いまちた。

いろいろ、ご批判等あろうかと思いまちゅがお許しいただきたいと思いまちゅ。



ご意見等ありまちたら、ぜひ、コメント等いただけたらと思いまちゅ。




最後に、最近、プードルの血統について、教えていただいているリトルレイさんから、拝借した、日本のレッドのプードルに大きな影響を与えた、素晴らしいチャンピオンの画像を紹介いたちまちゅ。


ファイヤー
AM/CAN CH Pamper's Fire Alert (ファイヤー)

彼は、日本のレッドアプリのプードルの創世記に来日した、アメリカの有名犬舎パンパースアメリカ・カナダチャンピオン

ご存知とは思いまちゅが、New Spring Day の春日氏もお気に入りだったようで、直子のチャンピオンもいまちゅ。

主だったところでは、ケイヒンミモトのキム君の母方の祖父、ペパー君の直系(トップライン)の祖父、エース君の直系の6代祖にあたりまちゅ。

みなさんの、愛犬にも彼の血を引いている子は多かろうと思いまちゅ。


最近、めったに更新していまちぇんが、今後ともよろちお願いいたちまちゅ。


にほんブログ村 犬ブログ トイプードルへファイヤー君の偉大さにポチっと応援よろちくお願いいたちまちゅ!





ニックネーム オータム at 21:42| Comment(10) | TrackBack(0) | 奇跡の血量 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする